専門的に感染症立ち向かう看護師

腹痛や嘔吐、下痢などの症状を引き起こす食中毒の中には、高熱が出たり意識障害を起こしたりするものもある。
食中毒は、ウイルスや細菌、寄生虫や自然界に存在する毒など、様々なものが原因となって起こる。
そして、感染能力のある食中毒が疑われる患者を治療する場合は、他の患者に対してだけでなく、医療従事者への感染対策もしっかりと講じておかなければならない。
例えば感染管理認定看護師は、感染管理について高い専門知識や実践力を持っており、このように感染に対する問題が起こった際に活躍することができる看護師だ。
感染管理認定看護師の仕事は、感染症の予防や早期発見、拡大防止など多岐に渡る。
また、感染管理のプログラムの立案や、指導なども行っていくことができる。
病院によって状況が異なるため、それぞれの場所に応じた内容を考えていかなければいけないなど、臨機応変な対応も求められる。
認定看護師になるには、看護師の資格取得の他に、規定の年数以上の実務研修などが必要だ。
さらに、この資格は更新制となっており、一度取得すれば終わりというわけではない。
常に高い意識を持ち続けることが求めらる。
感染認定看護師になると、看護師からだけでなく、医師からも頼りにされるようになるだろう。
院内感染から患者や医療従事者を守るという大きなミッションが課せられ、なおかつキャリアアップにもつながるため、看護師としての仕事にやりがいを感じやすくなる。
感染管理認定看護師については、看護師は知っておこう!食中毒とはにも詳細があったのでぜひ併せてチェックしておいてほしい。